患者:69歳男性
主訴:右側上顎大臼歯部の疼痛(ビスフフォスフォネート系薬剤服用歴あり)
パノラマX線写真
上顎右側大臼歯部の歯槽骨消失を認める。周囲骨は瀰漫性に不透過性変化を示している。骨消失と近接する右側上顎洞底線は一部不明瞭化している。
(他の歯の所見は略)
CT
右側上顎大臼歯相当部の骨梁に顕著な粗造化を認める。その領域に一致して頬側及び口蓋側皮質骨の一部が消失している。上記領域は境界不明瞭で辺縁不整である。内部には複数のair density structureを認める。骨消失部の頬側軟組織にsoft tissue density structureが組織形態に沿って広がっている。頬筋は不明瞭化している。